基本的なことではありますが、まずは、子どもたちが「楽しい」「役にたった」と感じることができるようなレッスンを子どもたちと一緒に作り上げていかないことには、子どもたちの日本語学習は持続しませんし、せっかく学んだことも定着しません。
日本語を勉強し使えるようになることで、自分の生活が楽しく豊かになることを子どもたちに実感してもらうこと、また、子どもたちがあまり苦労せずに日本語教育を持続していくことができるような環境をご用意することを大切にしていきたいと考えています。
もちろん、そのような工夫があるレッスンは精神論だけでどうにかなるものではなく、専門的な知識と技術があって、初めて実現するものとも考えています。お子様にとって意味のあるレッスン作りができるよう、日々の研鑽が必要だと実感し実践しております。
加えて、日本語学習の時間に意味を見出せないという壁を乗り越える手段としてプロジェクト型言語学習**を活用したいと考えています。プロジェクト型言語学習とは、決められたテーマごとにプロジェクトを遂行する中で言語習得を目指す学習法です。
ここでは日本語を手段として捉え、プロジェクトを遂行する中で他の子どもたちとの間で行われるコミュニケーションを始めとする”行動力を伴った日本語習得”を目指します。また、同時に”子ども達が自分で思考し発信していく力”である「21世紀スキル」を育み、人間的な成長も目指します。
プロジェクトでは様々なテーマを取り上げ、子どもたちの「今まで知らなかった世界への出会い」、そして「自分の中の日本探し」をサポートします。子どもたち一人一人が新たな興味に出会い、自分の世界を充実させて可能性を広げていくことを願っています。
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