お子様が大きくなってくると、他に楽しいものもいっぱいできてきます。そのような「競争相手」に日本語学習が太刀打ちするのはなかなか難しいかもしれません。しかし、ここで覚えておきたいなと思うのは、日本語学習自身には興味がもてなくても、子どもたちが日本を楽しめることはあるかもしれないということです。
もちろん、そのようなものは簡単に見つからないこともよくあるので、「ダメもと」くらいの感覚で、押し付けがましくない範囲で日常生活の中に用意しておくことを、いつも心がけておくのがいいかなと思います。
そして、そのような「種まき」をしていくことで、もしお子様が途中で日本語学習を断念してしまっても、成長のどこかの段階でお子様が日本語学習へ戻ってくるきっかけになるかもしれません。